第9回 ダイヤモンドダイニンググループコンベンション(全社員総会)開催!
2015年1月18日(日)今年初めての全社員総会「ダイヤモンドダイニンググループコンベンション」が開催されました!!
四半期に一度、弊社グループ全社員が一堂に会し、各種式典、表彰、講演などを通じて、さらなるグループの発展を目指す目的で開催されています。
今回は、新しく司会にジャーナリスト・キャスターとしてご活躍されている堀潤氏をお迎え致しました。
堀潤氏は、2012年までNHKアナウンサーを務めており、2010年当時担当されていた「Bizスポ」にて、当社のかに地獄で取材に来ていただいたこともありました。
退社してフリーに転身した後は、市民発信型のニュースサイト「8Bit NEWS」やTOKYO MXで放送中の「モーニングCROSS」、そしてフジテレビのバラエティ番組「前略、月の上から。」や「驚愕!マネースクープ」まで経済系の番組を中心に活動されています。
日頃より当社グループ会社のBAGUSなどを良くご利用していただいることなどをお話いただいた後、はじめに、2014年10月・11月・12月にダイヤモンドダイニンググループに入った社員総会のスライドが流れ、激励の拍手でスタート致しました。
≪ダイヤモンドダイニングクオリティの唱和≫
今回は当社初の女性執行役員である人材開発室の向山室長がダイヤモンドダイニングクオリティの唱和です。
「熱狂宣言」ということで、私たちがエンターテインメント性を追求し全てのステークホルダーの期待を超越するために熱狂すると会場中に響き渡る声で宣言致しました。
≪松村社長のトップメッセージ≫
続いて、代表の松村によるトップメッセージと続きます。
「皆さん、おはようございます。新年明けましておめでとうございます。今年も頑張っていきましょう!
さて、前回のコンベンションの際、私はダイヤモンドダイニンググループの企業理念『GIVE“FUN & IMPACT”TO THE WORLD』、驚きと楽しみを再度強化し、『世界一のエンターテインメント企業』を目指していく、と宣言致しました。
一昨年には『マルチコンセプト』から『マルチブランド』に移行することにより、業態整理も実施。昨年には『スクラップ&ビルド』もひと段落つき、攻めの姿勢が整いました。既存店の売り上げも戻ってきています。すべて皆さんの頑張りだと思っています。
そして、今年は『時価総額経営』を宣言します。時価総額とは、株価×株数です。時価総額を意識した経営に徹底致します。毎朝、新聞やネットで確認してみてください。先日ついに100億円を超えました。これからです!!これからが勝負です。時価総額は、企業価値を評価する際の指標です。時価総額が大きいということは、業績だけでなく、将来性も買われ、会社の成長に対する期待も大きいことを意味します。
株価は、企業価値を『可視化』できる最良の評価基準です。株価=企業価値を意識して仕事をする。お客様の笑顔=株価。ということを意識して下さい。」
「そして、私、松村は鋼鉄の意志を身につけて仕事します!
人間は弱いです。私も弱いです。でも鋼鉄の意志があれば実現できます。最短距離最短時間でゴールを決めるために私・松村は【鋼鉄の意志】を常に身にまとい、心を鬼にして突き進みます。
よって、のほほんと働きたい者や、頭を使わずルーティーンの中で働きたい者や、私利私欲が強い者や、とにかく良いポストに着くのが第一で、その後はそのポストにしがみつく事に力の大部分を注ぐポスト主義の役員や幹部、政治をやっている奴やお客様では無く上役の顔色ばかり見ている者、為にならない人間は、退散願います!!
ダイヤモンドダイニンググループは上役になればなるほど、妥協や甘えや不正もどきは絶対に、許しません。
上役は今後きちんとした判断が必要になってきます。判断を誤ると間違った方向に進んでしまいます。
皆さんは、まず、与えられた職務を全うして下さい。難しく考えずに、シンプルに、シンプルに考えて欲しい。
今やっていることは時価総額をあげることか、今やってることはお客様の笑顔につながることかだけを考えて下さい。Simple is the best!以上です。」
経営者としての覚悟と、力強いメッセージと全社員におくりました。
≪コーポレートトピックス≫
コーポレートトピックスのコーナーでは、「東証二部への上場」について、執行役員 経営企画室 樋口室長から共有です。
昨年2014年12月28日、当社はジャスダックから東証二部へ市場変更を致しました。(詳しくはこちら)
樋口室長からは、まず日本の全企業の中で、上場している企業の数と共に、上場していることは信用力の向上、資金調達、優秀な人材の確保、物件の取得に有利であるなどの上場のメリットや誇り、ステータス性を説明。
また全国の外食企業2万1000社の中で、上場している企業の数は92社であり、全体感でいえば比率として0.44%と外食企業の中において数少ない上場企業であることを強調しました。
上場企業と非上場企業の違い、株価をあげるために利益や期待値をあげることの大切さと共に、昨年1年で当社の株価が2倍以上になり、外食企業の中で株価が上がった企業ランキングで2位だったことや、同業他社の時価総額比較、さらには世界で活躍する日本の代表的な企業の時価総額なども紹介。
今までの会社の軌跡とともに、今後さらなる高みを目指していくビジョンなどを提示しました。
「将来にわたって事業を継続するという社会的使命があるのが上場企業の役目です。50年企業100年、200企業を目指し、その中で今我々は歴史を作っていることを認識して下さい。私たちはサービスマン・サービスウーマンかつ上場社員であることを肝に銘じていただきたい。世界を代表する企業としての歴史を作っているという意識を持って働いていきましょう!」
理念である「GIVE“FUN & IMPACT”TO THE WORLD」の実現のために、我々は上場し、今働いているんだということを改めて認識してもらいたいと語りました。
≪ベンチマーキングセッション‐ゲスト講演-≫
次は、毎回恒例となっているベンチマーキングセッション。これは各業界でご活躍されている方をゲストとしてお招きし、講演していただくコーナーです。今回のゲストは、昨年2014年に当社と戦略的業務提携をした株式会社ACCELAIRE代表取締役兼総料理長 松嶋啓介氏が登壇(業務提携に関してはこちら)
「今回、皆さんと時間を共有できること、そしてメッセージを発信できることを誇りに思います。
実は司会の堀君とは、つい先日対談をしたばかりなんです。人の縁というのはすごく大事で、その縁をこのような飲食がつないでいるんだなぁと感じました。」
■松嶋啓介の歩み~夢・計画・実行~
私は、1977年福岡県出身です。小学校・中学校はケンカ大好きな悪い男で(笑)、中学・高校はサッカーをしていました。実はその高校時代のサッカーの先輩に、とてもシンプルで大切な言葉をもらったことが今の自分になるきっかけでした。それは、
「夢・計画・実行」
です。先輩にはこう言われました。
「松嶋、お前夢はあるのか、その夢のために計画を立てているのか、計画立てたらあとは実行するだけだ。お前の夢は何なんだ」
私は、小学校5年性位からフランス料理のシェフになるんだと決めていました。
しかし、その時まだその夢に対して計画を立てていなかったんです。この言葉によって僕は計画するきっかけをもらいました。「エコール辻東京」を出た後、東京・渋谷にある「ヴァンセーヌ」に入りました。
このレストランには酒井一之というシェフがいて、パリのホテル・メリディアンで副料理長を務め帰国し、顧客に在日フランス人や、パリ時代の知人などが訪れ、フランスで修業した料理人たちとの横のつながりも大事にして交流していたので、僕もフランスに行くきっかけがつかめるんじゃないかと思いました。
その後、二十歳になってフランスに渡航しました。パスポート1つで、ポケットには10万円位しか入ってませんでした(笑)
28歳になってフランスのニースにレストラン『Kei’s Passion』(現「KEISUKE MATSUSHIMA」)をオープンいたしまして、ミシュラン1つ星をいただきました。
2010年にはフランス芸術文化勲章をいただいた時は、本当に自分でいいのかなと思ったりもしましたが、今までとにかく挑戦することを選んできました。過去誰もやってないことをやるんだという強い気持ちがあったんです。
■食への想い~人を良くすると書いて「食」~
食は、「人を良くする」という字を書きます。
その字の通り、人に対して元気や喜びや癒しを与えたり…食はたくさんのことを与えることができます。
お店を経営している中でもそうですし、家庭においてもそうだと思います。
昨今の、世界に起きてる様々な問題や原因も「食」のゆがみからくると思っています。
たとえば、フランスでテロが会った時、ふと自分の修行時代の賄いの大切さを少し思い出しました。
フランスの調理場での賄いは非常に大変でした。特に大きなレストランになればなるほど、様々な人種、宗教と、国境がありました。
そんなチームに対しての賄い…1種類だけの賄いでは、皆を満足させることはできませんでした。
仕込みをしながら、追われているので、特別に1、2人だけ賄いを用意するのは、非常に難しかったのが本音ですが、たまに、特別に、他の宗教や人種のためだけに、気を使って料理を用意してると、非常に喜ばれたし…そこで分かち合いも生まれていました。
特に、洗い場さんが多いので、そんな仲間に喜ばれていると、必要な鍋とか確保してくれていたり、洗い物渡すとすぐ洗ってくれたり…非常に助かることがあり友情を深めたこともありました。
もちろん、異文化のため揉めたこと、殴り合いの喧嘩もありました。もちろん容赦なくボコボコにしておきましたが(笑)それも今では貴重な経験であり思い出です。
でも、そんな彼らとも今でも連絡取り合ってるし、同じかまどの飯、同じ屋根の下で暮らすこと…何か共同作業をすることが、大切なんだなーって思います。
このゆがんだ世の中を変えていきたい。食で変革を与えていきたい。
それが今まで自分を成長させてくれた食の産業への感謝の気持ちです。
■「ふるさと≒食」の帰属意識の意味~ふるさとのある人間は遠くにでることができる~
僕は、スペインのバルセロナによく行くんですが、バルセロナにあるサクラダファミリアの彫刻責任者をやっている外尾悦郎さんが「ふるさとのある人間は遠くにでることができる」と言っていました。
このふるさとを象徴するものの一つが「食」や「味」です。つまり「ふるさと≒食」を持っているということは、外に出るためのエネルギーになるということです。
たとえば、僕は福岡出身なんですが、東京に上京した時にふるさとの味である博多ラーメンや明太子を母親が送ってくれたんです。これは、東京で頑張るエネルギーになりました。
何かに挑戦するためには勇気が必要です。そして、その勇気を得るためには、愛情が必要です。
愛があるから、情けをかけてもらえるから…挑戦できることもあると思います。
僕は、日本の福岡という故郷、帰る家があるから…こうやって東京、そして海外に出れたんだって思います。
自分の心を休ませる場所や預けられる場所。これを持っていることは本当に大切です。
そして、みなさんのお店やその味も、お客様の「ふるさと」になれればいいんじゃないかと思います。
外に出ていくための勇気を、僕が「ふるさと≒食」も持っているから、世界に出ていけたように。
皆さんの作るお店がお客様にとって「ふるさと」のような意味を持つ、外に出て行くエネルギーになるものであって欲しいと思います。
■飲食業界の過去と未来~世界レベルの日本のサービスと食~
皆さん、この職業を通してどんどん成長したいと思っていると思います。
未来を見つめるためには過去をみることが非常に重要です。
飲食業界は昔、水商売と言われており家を借りるのも困難だった時代があります。
しかし戦後、日本経済が延びて、人々が裕福になり、豊かになった人々の「美味しいものを食べたい」という欲によって、飲食業界は見直され、社会的地位が少しずつ得られるようになりました。
このように日本の経済を支えてきた他の産業のおかげもあり、日本の飲食産業はも成長し、今、世界と比較してもサービスレベルや食のレベルは非常に高い位置にきていると思います。
今度は飲食業界が他の産業を引っ張っていくべきだと僕は考えています。
フランスでは、飲食業の社会的地位は非常に高いですが、そんなフランスでも僕みたいな人間が成功したのは、日本で修業できたからだと思っています。
日本人であるという感覚、つまりそれは季節に対して敏感である、四季や自然に対してのリスペクトがあるといったことですが、自分がそのような感覚を持っている日本人であるという誇りが、海外で通用する人間にさせたと思います。
■枠を超えて、外に出よう!!~自分を信じて世界へ~
飲食業界の人たちは、なぜか飲食業界の人たちだけで集まってします傾向がありますが、他の業界の人とふれあってみたり、何かやってみたり色んな価値に触れて、色んな感覚が磨かれていきます。
そういった機会を増やして、皆さんのモチベーションアップに貢献していきたい。
僕自身は馬鹿ですが、言いかえればシンプルでピュアなんです。頭で考えるんじゃなくて、心でとらえる。
皆さん、もっと自分を信じて下さい。皆さんが今やっていることは世界に通用します。もっと自分自身の社会的地位を高められますし、世界は待っていると思います。
僕自身が13年フランスでお店をやって経験してきたことです。僕らが世界に出て行くことは、日本の色んなチャンスや可能性生み出すことができると思います。
■世界に出て行くダイヤモンドダイニングと社員に対してメッセージ~日本を引っ張っていく企業に~
「基本と原理には忠実に、そして応用は大胆に」基本と原理、これは飲食業における基礎的なことや技術です。
応用は、ダイヤモンドダイニングさんが得意とするエンターテインメント性だと思っています。
料理人は基本と原理を忠実にしながら、サービスにおいては、お客様に楽しんでいただくための大胆なことがやっていけたらいいんじゃないかと。
僕の毎年の目標は、世界制覇です。世界と常にコンタクトを持ちたいと思っています。
この世界制覇の夢をかなえるために、ダイヤモンドダイニングの世界1のエンターテインメント企業を掲げているので、一緒に手を結んで、歩んでいきたいと思いました。
皆さんの理念実現と僕の夢のためには、一人一人の意識改革や熱い情熱が必要です。
2020年には、オリンピックが控えています。
先にも話した通り、食を通して未来と過去をつなぐこと、食を通して日本と世界をつなぐこと。
僕は食がそのようなことが実現できる日本で唯一の産業であり、職業だと思っています。
僕が海外で経験した泥臭い失敗や出来事を、ダイヤモンドダイニングと関わってこうやって伝えていくこと、そして皆さん一人ひとりが、僕らが日本を引っ張っていくんだという意識と自らの仕事に誇りを持って働くことで、一緒に夢を叶えていきたいと思っています。
■松嶋啓介×松村厚久~料理人たちに新しいチャンスと可能性を!~
講演後、松村社長がマイクを取って松嶋氏にコメントをしました。
「啓介さん!素晴らしいお話ありがとうございました!ニースに当社の料理人を連れていってくれるとお話いただいたかと思います。ぜひうちの料理人を預かっていただけませんか?」
松嶋氏「先日松村社長にも提案させていただいたのですが、せっかくこうやって皆さんと関わりが持てたので、ぜひフランスのお店の方にも修行に、研修にいらっしゃってください。
ニースは世界的に有名な観光地で、様々な人種や国の人たちが集まります。僕のお店をみてもらうことで、調理技術やマーケティング、ホテルや街との関わりは、とてもいい刺激になると思います。
ニースの当店は地域社会・地域の価値向上のPRにとても貢献しています。これはフランスのお家芸ですし、これらを皆さんと共有して、レストランやシェフの可能性を知っていただきたいと思います。
ぜひニースに来たい方は会社の方に手を挙げていただき、フランスの飲食の社会的地位を知って、共有しましょう。一生にどんどん成長することで、どこにも負けない「共創力」を身につけていきたいと思います。」
≪ダイヤモンドダイニングアワード≫
続いて、ダイヤモンドダイニングアワードを称した表彰式です。
第3クォーターである、9月・10月・11月の発表と表彰を店舗部門・事業部部門で行いました。
今回の表彰は下記の通り
<店舗部門>
第一位 「グランサイバーカフェバグース 新橋店」
第二位 「ベルサイユの豚 渋谷店」
第三位 「焼鶏 しの田」
<事業部部門>
第一位 「バグース第3事業部」
第二位 「バグース第2事業部」
第三位 「ダイヤモンドダイニング 第10事業部」
売上成績はもちろんのこと、それに伴う各店舗・事業部の取り組みや頑張り、成功要因を、全社員の前で表彰。
事業部や店舗社員の今後のモチベーションアップに大きくつながります。
最後は、司会の堀潤氏、松嶋啓介氏も加わって、ダイヤモンドダイニングの恒例の輪を作って会場一体となる締め。
大きな拍手に包まれながら、今年初のダイヤモンドダイニングコンベンションは幕を閉じました。
【GIVE“FUN & IMPACT”TO THE WORLD】
2015年初の社員総会。12月の大繁忙期を乗り切った全社員たちが、気持ち新たに松村社長の“鋼鉄の意志”の元に結束し、社の新たな目標に向かって、理念やビジョンを共有致しました。
今後も各業界で活躍する経営者やプロたちとタッグを組んで、知恵を出し合い、協力を仰ぎながら、会社一丸となって次のステージに必要な力を身に付け成長していきます。
引き続き、世界に向けてワクワクするような楽しみや、あっと思わせる驚きを与え続けられる会社を目指し、邁進して参りますので、今後ともご支援のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。