夏は”〆カレー”で「カレー話題賞 外食部門」受賞!冬のトレンド鍋は、テレビ取材ラッシュ!外食のブームを創り出すダイヤモンドダイニンググループ戦略的PRの裏側!
現在、各担当者20部門の事業部長(ブランドごとに店舗を統括する責任者)と毎月会議を行い、年間約100本のリリースを自力で作成しているダイヤモンドダイニンググループの店舗広報部。多くの業態を持つ当社ならではのPR戦略とリサーチ能力は、多くのメディアの方にとって”外食ブームのコンシェルジュ“的な役割を果たしつつあります。
今回は当社の戦略的PR施策について、この1年の取組みと裏側をご紹介いたします。
■夏の”〆カレー”が「カレー大賞2016」にて「カレー話題賞 外食部門」を受賞!
1月22日(金)、カレー大學(株式会社カレー総合研究所)が主催する「カレー大賞2016」にて、当社が夏に仕掛けたPR戦略施策の「〆カレー」が「カレー話題賞 外食部門」を受賞いたしました。
「カレー大賞」とは、カレーの文化の発展に寄与した商品や店舗に対して選定し授与する表彰式。
当社は、2015年7月~8月2カ月限定のグループ約150店舗、14ブランドで「〆カレー宣言」というメニューフェアを開催。和洋様々な飲食ブランドでユニークなカレーの数々を用意し、“居酒屋で飲んだ後は〆カレー”という新しい切り口で、大規模キャンペーンを実施しました。
カレーを食す新たなシーンを提案し、バリエーション豊かなカレーメニューを提供することで、業界を盛り上げたという受賞理由で、今回表彰に至りました。
■今年の食のトレンドの総集編!冬の鍋ブームを牽引し、取材ラッシュ!!
鍋ネタだけで、80 件の取材獲得へ!
2015年秋から提供しているトレンド鍋はおよそ35種、リリースは8本配信し、1月末時点で、テレビ・雑誌・ラジオ等の取材獲得件数は88本を記録。キー局ゴールデン番組等での露出で、店舗への売上貢献にも繋がっております。
10月22日にどこよりも早い鍋リリースとして鍋専門店の「鍋之進」で配信し、 11月4日にはグループの鍋ページを立ち上げ、1週に2つのネタをあげ、8本のブーム鍋を作りました(35のトレンド鍋)
その他昨今のSNS動画ブームにのり鍋ページのテーマを「鍋音」と題しCMや鍋動画もご用意しました。
リリースも11月に5本、12月に残り3本と、小出しに合計8本の配信戦略をたて 、鍋取材は昨年の取材獲得件数を2倍以上広げました。
■ダイヤモンドダイニング鍋紹介ページ『あったか鍋フェア×鍋音』
http://www.diamond-dining.jp/nabefair/
<メディア露出媒体例>
フジテレビ「めざましどようび」「ウチくる!?」、TBS「Nスタ」「有吉ジャポン」、日テレ「ズームインサタデー」「嵐にしやがれ」「火曜サプライズ」「ぶらり途中下車の旅」、テレビ朝日「お願いランキング」「スクール革命」等テレビ番組他、雑誌「東京ウォーカー」「東京カレンダー」など多数。
≪社内インタビュー≫
■長年蓄積された経験を最大限に活かして、進化させていく
[店舗広報部] 部長 重田委久子(右)・課長 亀田泰子(左)
-”〆カレー”とは何か。新しい定義をつくるところからスタート
重田: 「〆カレー」は色々大変でしたね(笑)。当社が運営する多業態・多店舗で足並みをそろえてアピールしたことで話題が広がり、メディアからの注目も集まりましたが、そもそもは「〆カレー」の意味や定義などを考えるところからスタートしました。
亀田: 2日酔い予防としておなじみの「ウコン」は、カレーには欠かせないスパイス「ターメリック」でもあります。ウコンのドリンクがあるなら、食べ物でウコンを摂取してもいいですよね。そこで『飲んだ後でも胃に負担をかけない「小さいサイズ」のカレー』と定義し、店舗には上記を意識した商品開発をお願いしました。
-早期にトレンドをリサーチする重要性、ブームを仕掛けるタイミングとスケジュール
重田: 店舗への情報の落とし込み、メニューの開発、リリースの作成から、WEBページの作成、メニュー表の作成など…ブームとして仕掛けるには、スケジュールやタイミングはかなり重要です。カレーは、夏になってからでは遅いですしね。鍋も夏が終わったら、すぐリサーチをスタートしています。
亀田: 今年の飲食のトレンドはどんな流れか。今、お客様が関心あることは何か。を常に考えています。たとえば、鍋のトレンドを考えるとき、今年だったらデザートで人気だったキーワードを使用した”ハイブリッド″、美容や健康面で注目を集めた”オイルブーム”や、まだまだ熱が熱い”肉ブーム”、食材として女性を中心に人気が高く話題になりやすい”パクチー”などに注目をして、カテゴリーをつくりました。時流を汲むことが、トレンドとしての説得力を生みますのでリサーチは非常に重要です。
重田: 今年は暖冬で、世間が鍋を意識するのは遅かったかもしれませんが、寒くなってからでは遅いです。寒くなった途端に、すぐにメディア方から問い合わせがきます。その時にすぐ取材対応ができる店と広報の体制作りが確実な獲得につながります。
-今後も業態の多様性を活かし、外食ブームのコンシェルジュ的な役割へ
重田: 今年はWEBのランニングページの他、『鍋音』と題し、鍋のぐつぐる煮える動画やその音を鍋ごとに収録し、五感に訴えかけて食欲をそそる、来店動機につなげるという手法にもチャレンジしました。直接的な集客やPRではありませんが、多角的にアピールすることで「面白いことやっているな」という印象を持ってもらうことができます。最近はメディアの方々には「鍋と言ったらダイヤモンドダイニングさんよね」などと、企画リサーチページとしてもご活用いただいているようです。
某テレビ番組ディレクターの方が企画に悩んでいたとき、当社サイトに掲載している「あったか鍋フェア 2015~2016」という特徴的な鍋のページを見つけ、「テレビで取り上げてみたい」と感じ、その中から数種類の鍋を紹介してくれたようです。
亀田: 常に注目したい会社、情報が集まる会社としてアンテナを張ってリサーチをし、様々な形で発信・提案を行う必要があると思っています。今後も外食ブームのコンシェルジュ的な役割を果たせるようにメディアの方との信頼関係を着実に築いていきたいと思っています。
重田: 様々な業態があるのが当社の強みなので、そこを活かして横軸で面白い提案をしていければまた外食に新しいブームも創っていけるのかなと。
不動産、ウェディングは一生に1度しか購入しないものとして同業他社のライバル意識などもあるのかもしれませんが、飲食は毎日のように利用されるビジネスです。業界内でのライバル意識は激しくなく、むしろ仲が良いので定期的に広報会を開催し、同業他社とも協力して、メディアに向け「こんな切り口で取り上げてみませんか?」と飲食業界全体で働き掛けるような取り組みもしています。
次の新ネタも用意を始めていますが企業秘密です(笑)。ぜひ楽しみにしていてください。
■多業態を活かして外食ブームを生みだし、業界全体を盛り上げていきたい
[営業統括] 鹿中一志
1年前に、取締役に就任し営業を統括する際に、「営業店舗とそのバックアップ機能との関係性を強固にし、グループとしての価値を創る」と宣言しました。
他社からみても羨ましがられている営業店舗のバックアップ機能、今回の件でいえば、店舗広報の部署がしっかりと役割を果たせるよう、ここ1年で店舗と協力体制を構築した結果、夏と冬で”外食のブームを創り出す”ことができてきたんじゃないかなと思います。
実は、今までも広報は「これが流行っています」「メディアの方がこんな情報やメニューを求めています」と店舗に提案はしていたのですが、日々の営業に追われる店舗ではリードタイムが短くてなかなか対応できない部分もありました。また単店ベースになってしまって、ブームとしての仕掛けはできてなかったと思います。
店舗広報部が営業本部につくことになってから、店舗広報部の在り方を見直し、広報と経営はもっと一体となって戦略的に行っていくべきだと考えました。そこで、広報の事前のトレンドリサーチの元、ブームを仕掛けるのに必要な期限までに、店舗にトレンドを加味したメニューを提案するよう働きかけたんです。和食・洋食・バル・コンセプトレストラン…それぞれブランドが違うからこそ、一斉に同じフェアをやるのは確かに労力が必要です。でもだからこそブームとしての提案ができる。同じカレーでも、鍋でも、業態が違えば提案できるメニューも違う。
そして当社は各ブランド専属の事業部料理長がいて、ブランドの特性を活かしたメニュー開発ができるのが他社にはない強みです。たとえば、同じテレビ番組内で、当社の異なるブランドの店舗が複数紹介されることが可能なんです。今回、当社で提案したトレンド鍋のカテゴリーでそのままテレビ紹介されたのをみて、広報のトレンド感知能力の高さを再認識できました。これらを踏まえて今後も
①トレンドを感知する広報のリサーチ能力
②トレンドをメニュー化する各ブランド幹部の商品開発能力
③”外食ブームのコンシェルジュ”としてメディアから信頼される関係性作り
④取材に対応する店舗の協力体制
をさらにブラッシュアップしていくつもりです。多業態を展開するダイヤモンドダイニンググループは面白いネタの宝庫です。今期の夏・冬の実績を踏まえ、来期も様々な提案や新しい仕掛けをしていきたいと思いますので、ぜひご期待ください。
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